娘の就活の時のこと。
大学の保護者向け就職セミナーでこんな風に言われました。
『お子さんの就活に関して、親御さんにしかできないことがあります。
それは、生まれたときから今までのことを、話してあげてください。
あなたはこんなことが好きな子だった。
こんなことが得意だった。
そんなことをたくさんお話してあげてください』
良いことをおっしゃいますよねぇ、大学の職員さんって・・・。
反対にNGワードも教えてくださいました。
『そんな会社は良くない』
『なんでそんな会社にするのだ』
『○○ちゃんは○○会社から内定をもらったらしいわよ』
などと、自分たちの時代の価値観で意見を言ったり、
他人と比較をすることは、NGとのことでした。
しかし、こうもおっしやっていました。
『内定をたくさん取る子は、こだわらずにいろいろな業界を受ける子だ』と。
うーん、これに関しては、『自分史活用アドバイザー』的には、
どうかな、と思いますが、確かに、就活という本当にある意味、理不尽で、
(テストみたいに明快な判断基準がないため)
限られた期間の中で突破すべき、厳しい関門には、
『強み』だの『特技』だの『これまでの経験を生かして』
などと言っていられないことも事実ですよね。
そこで私は大学から教わった親の心得を実践すべく、
娘の写真を集めて、カメラ屋さんへ直行。
雑誌風のフォトブックを作成しました。
そして、自分史について調べているうちに、
一般社団法人 自分史活用推進協議会の認定講座に出会うことができました。
すると、ここで教わった自分史は、私がこれまでに考えていたものとまるで違いました。
『自分史とは、自分の強みや特性を知り、社会での在り方をはっきりとさせるために、
活用する道具である』
というまったく新しい考え方でした。
協議会のオリジナルワークで、色々わかったことがありました。
10代、20代、30代・・・と、年代ごとに
『一番うれしかったこと』と『一番辛かったこと』
『学んだこと』などを書いていくと、思いもよらない自分の『心からの願い』を
発見することができました。
それまでしまいこんであった過去をとらえ直しました。
ありのままで、自分の持っているものを生かしていこうと、
人生を肯定することができました。
このような楽しさを、ぜひ、広めていきたいと思います。
『自分史で日本を元気にする』
というスローガンを掲げて活動する協議会で学びながら、
人生を『活用』するお手伝いをするのが、
『自分史活用アドバイザー』なのです。
自分史は、『本』『フォトブック』などの形になる以前に、
もう、あなたの中に、豊かにあります。
ぜひ、あなたのお話を聴かせてください。
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