答え・・・それは『過去』です。
ふりかえる素材が山のようにあるということです。
これって、年をとる醍醐味だと思いませんか?
先日、父と病院に行きました。
検査の結果を聞くだけで二時間近く待ちました。
待合室は密だし、あたりまえですが、病人だらけだし、
喉も乾くし、お腹も空いて、だんだん父はイライラしてきました。
もちろん、私もです。
しかし、私には秘密兵器があるんです。
自分史用に、父の若い時の写真をたくさんスマホに入れてあります。
『ねぇ、この写真、どこだっけ』私は父に聞きました。
するとまぁ、話が出てくるわ、出てくるわ・・・。
これは、だれだれと、どこどこに行って、なになにを食べた時だ、とか、
この時は、だれだれの乗っていたオートバイがうらやましかった、とか・・・。
パパご機嫌になりました。
ストレスフルな待合室、検査結果の良し悪し、それにしても長い待ち時間、なんのための予約・・・。そんな現実は吹き飛んで、楽しいタイムトラベルに夢中になりました。
これって、年をとった者の特権だと思いませんか?
年をとることは枯れて、寂しいことじゃなくて、
思い出す過去、旅をする過去が山のようにあるということですよね。
スマホに写真を取り込むこと、ぜひおすすめします。
自分にも、子にもそして、親にも、楽しい時間をプレゼントできますよ。
年をとればとるほど豊かになる、そんな毎日に、写真は最高の『物的証拠』ですよね。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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