自分史白書2020で、東京葬祭取締役 尾上正幸氏がこう書いていらっしゃいました。
『私は孤独なので、誰にも連絡をしないでいいです。
火葬と供養をお願います、とおっしゃる方がいます。
しかし、ゆっくりと、少しずつ話を聞くと、
子ども時代の話、家族の話など、思い出話になります。
そして、誰もが楽しかったことをたくさんお話されます』
『人は話すことで癒されると確信しています』
エンディングに関わる方の言葉には 説得力があります。
最初の注文に対して、
『はい、わかりました』
と応じていたら、その方は楽しかったことを思い出すこともなく、
去ってしまったかもしれませんよね。
『人生で楽しかったこと』
毎日考えてみませんか。
最後にだけ、じゃもったいないですよね。
毎日、一回でも、愛する人と、
楽しかったことを、語り合う時間をとる。
ノートに一行ずつ楽しかったことを書く。
そんなこと、やってみませんか。
だって、考えてみたら、楽しかったことって、たくさんありますよね。
もちろん、砂をかむような苦い思い出もありますが、
最後にはそっち方面のことは、語らないそうですよ。
たとえ孤独だと思っていても、
赤ちゃんの時のことを考えてみてください。
人は必ず、愛に生じ、女性から生まれてくるんですよね。
必ずあなたを産んだ女性がいて、あなたは誰かに育てられて
ここまできたのですから・・・。
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